こんにちは、ドンキーソングです!
デッドニングといえばドアやルーフ、フロアのデッドニングなどありますが、最近話題なのが、ホイールハウス周辺のデッドニング。
ホイールハウス内のライナーを外して制振材をつけるといったものですが、実際に実施してみたところロードノイズが想像以上に軽減したので、実際のやり方を紹介します。
クルマが唯一地面に触れているタイヤからの騒音を抑えられるとあって、かなり静かな車内が出来上がります。
手順① ジャッキアップしてホイールを外す
まずは作業を効率よく進める為にホイールを外します。
手順② オーバーフェンダーを外す
赤丸部、オーバーフェンダーを固定してるスクリュー2か所とクリップ1か所を外します。
クリップは中心部をマイナスドライバーなどで引き上げると写真のようにロックが外れて抜けるようになります。
あとは内装トリムクリップで嵌まっているだけなので、端のほうから手前に引っ張っていけば外せます。
手順③ ホイールライナーを外す
ライナーはスクリューとクリップで止まっていますが、
ここで使われているクリップが非常に厄介です。
上記赤丸で示した4か所に使われているクリップがそれです。
上記のような形で、爪がパネルに引っかかっているだけなのですが、この爪を外すのが非常に難しいです。
無理に外そうとすると車両パネルを変形させてしまったり、時間もかかるので、ここは割り切ってニッパーなどで破壊してとり外し、新品に変えてしまうのがおススメです。
クリップはディーラーや通販で購入できます。(品番:90041-89021)
ちなみにこの厄介なクリップが使われているのはフロント側のみでリア側には使われていません。
クリップ・スクリューは車両下側にもあるのでこちらも外します。
これでホイールライナーが外せます。
手順④ 制振材を張り付ける
外したライナーと、車両側のパネルに制振材を貼り付けます。
ライナーにはシート状の吸音材がついていますが、いったん取り外してから防振材を貼り付けていきます。
ライナーは表面が繊維状になっておりそのままではうまく制振材が貼付かない為、表面にスプレーボンドを吹きかけるか、ヒートガンで制振材を温めてやるとブチルが柔らかくなって繊維に絡みつくためしっかり密着させることができます。
制振材がしっかり密着していないと効果がないばかりか、バタついて逆に異音の原因となってしまうのでローラーなどを使ってしっかりと密着させるようにします。
制振材を貼付けおわったら、もともと付いていた吸音材をホットボンドを使ってもとの位置に貼付けなおします。制振材の上に貼付ければOKです。
車両側にも制振材を貼り付けます。
クリップが入る穴を避ける・ライナーを戻したときに見えなくなる場所に貼る、という2点に注意して貼付けていきます。
手順⑤ ライナー・オーバーフェンダーを元に戻す
制振材を貼付け終わったら、外した時と逆の順番でクリップ類・オーバーフェンダーを元に戻せば完成です。リア側も同様のやり方でOKです。
ドアやルーフのデッドニングと合わせればもはや高級車のような静粛性
ホイールライナーには純正で吸音材がつけられていることからもわかる通り、この部分に対するデッドニングは非常に効果が高いです。
併せてドアデッドニングやルーフデッドニングまでやると、まるで高級車のような静粛性が手に入るので是非挑戦してみてください。
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