
こんにちは、ゴリさんです!
デッドニングといえばドアやルーフが定番ですが、実は見落とされがちなのがホイールハウス周辺です。
特にこんな悩みがある方は要チェックです。
・走行時のロードノイズが気になる
・小石をタイヤが拾ったときの、ホイールハウス内で響く「カラカラ」という音が耳につく
・ドアのデッドニングはやったけど、更に室内を静かにしたい。
実際に僕もRAV4 PHVで施工してみたところ、
小石をタイヤが拾ってタイヤハウス内で「カラカラ・カタカタ」と鳴る、あの気になる音がはっきり減りました。
正直、高速道路での「ゴーッ」というロードノイズよりも、こうした街乗りシーンでの体感のほうが大きかったです。
今回はそんなホイールハウスのデッドニングの具体的な手順を、初心者でも迷わないように丁寧に紹介します。
なぜホイールハウスのデッドニングが効くのか
ホイールハウス(タイヤの真上のスペース)は、路面の音や振動がタイヤから車内に伝わる、まさに入口にあたる場所です。
実はメーカー自身もこのポイントを重視していて、多くの車種でホイールライナー(タイヤハウスの内カバー)には純正の吸音材が最初から貼られています。
ここにさらに制振材・吸音材を足してあげることで、路面からの音や振動をより効果的に抑えられる、というわけです。
ドア・ルーフのデッドニングは主に「音質改善」や「静粛性全般」に効きますが、ホイールハウスはタイヤ由来の音(ロードノイズ・小石を拾ったときのカラカラ音)により直接的に効くのが特徴です。
費用・作業時間・難易度の目安
挑戦する際の判断材料として、ざっくりの目安を書いておきます。
作業時間
4輪すべてやる場合、初めてなら半日では厳しく、1日はしっかり見ておいたほうが安心です。
費用
制振材・吸音材・工具類を揃えると、材料費だけで数千円程度が目安です。
(すでに他箇所のデッドニングで工具を持っている場合はもっと安く済みます)
難易度
デッドニングの中では比較的挑戦しやすい部類です。
体感としては、ドアのデッドニングが一番楽で、ホイールハウスもそれに次いでまあまあ楽な作業です(手順③のクリップ外しだけは慣れていないと苦戦しやすいポイントですが)。
逆にルーフのデッドニングはフロアと並んで最難関レベルに大変なので、デッドニングが初めての方はドア→ホイールハウスの順で挑戦し、ルーフは経験を積んでからのほうがおすすめです。
手順① ジャッキアップしてホイールを外す

まずは作業スペースを確保するため、ホイールを外します。
外さなくてもやれなくはないかもしれませんが、かなりやりにくくストレスもたまると思うので
結果的に外したほうが作業が楽になります。
安全のため、作業前に必ず輪止めをかけ、可能であればジャッキアップ後にジャッキスタンド(ウマ)で車体を支えてから作業するとより安心です。
手順② オーバーフェンダーを外す
赤丸部、オーバーフェンダーを固定してるスクリュー2か所とクリップ1か所を外します。


クリップは中心部をマイナスドライバーなどで引き上げると写真のようにロックが外れて抜けるようになります。

あとはトリムクリップで嵌まっているだけなので、端のほうから手前に引っ張っていけば外せます。

手順③ ホイールライナーを外す
ここが今回の“難所”。
特にフロント側に使われている クリップ(4か所) が外しにくく、厄介です。


クリップはこのような形で、爪がパネルに引っかかっているだけなのですが、この爪を外すのが非常に難しいです。
無理に外そうとすると車両パネルを変形させてしまったり、時間もかかるので、ここは割り切ってニッパーなどで頭をカットしてとり外し、あとで新品に変えてしまうのがおススメです。

クリップはディーラーや通販で購入できます。
(品番:90041-89021 )
注意:このクリップはトヨタ・ダイハツ・スバル系車両向けです。
他メーカーの車種では形状が異なる場合があるので、購入前にお使いの車種に適合するか確認してください。
ちなみにこの厄介なクリップが使われているのはフロント側のみでリア側には使われていません。
クリップ・スクリューは車両下側にもあるのでこちらも外します。


これでホイールライナーが外せます。

手順④ 制振材を張り付ける
ライナーと車両側パネルの両方に制振材を貼っていきます。

ライナーにはシート状の吸音材がついていますが、いったん取り外してから防振材を貼り付けていきます(この写真は吸音材外し済みです。外す前の写真撮り忘れました・・・・)
ライナーは表面が繊維状になっておりそのままではうまく制振材が貼付かない為、表面にスプレーボンドを吹きかけるか、ヒートガンで制振材を温めてやるとブチルが柔らかくなって繊維に絡みつくためしっかり密着させることができます。
貼り付け後はローラーでしっかり圧着します。
密着不足は後で異音の原因になるので丁寧にやりましょう。

ちなみに制振材の圧着がどれだけ大事かは、こちらの記事で実験しているので気になる方はぜひ見てみてください。
制振材を貼付けおわったら、もともと付いていた吸音材をホットボンドを使ってもとの位置に貼付けなおします。制振材の上から貼付ければOKです。
次に車両側にも制振材を貼り付けます。
クリップが入る穴を避ける・ライナーを戻したときに見えなくなる場所に貼る、という2点に注意して貼付ければOKです。

手順⑤ ライナー・オーバーフェンダーを元に戻す
制振材を貼付け終わったら、外した時と逆の順番でクリップ類・オーバーフェンダーを元に戻せば完成です。
リア側も同様のやり方でOKです。

実際にやってみた感想
体感として一番変わったのは、走行中のロードノイズが静かになったという以上に、
タイヤが小石を拾ってタイヤハウス内で「カタカタ」と鳴る、あの音でした。
走行中にふと気になっていたあの音を感じることが全くなくなりました。

高速道路の「ゴーッ」という音にすごく効くのかと思いきや、僕の場合はむしろあの「カラカラ」音が消えたことのほうが体感として大きかったです。通勤や買い物での使用がメインの方には、特におすすめしたいポイントですね。
ドアやルーフのデッドニングと比べても、狙って改善できる音の種類が違うので、「どのデッドニングが自分に合っているか」を考えるときの参考にしてもらえればと思います。
参考 ドアやルーフ、フロアのデッドニングとどちらを先にやるべき?
デッドニング自体が初めての方
作業が一番わかりやすいドアから挑戦するのがおすすめです。ホイールハウスもドアに次いで取り組みやすいので、2つ目の挑戦先としてもぴったりです
すでにドアはやった、街乗り・低速シーンでの音が特に気になる方
今回紹介したホイールハウスが次の一手としておすすめです。
ルーフやフロアのデッドニング
効果は大きいですが作業の大変さも別格なので、他の箇所である程度慣れてから挑戦するのがおすすめです。
さらにドアやルーフのデッドニングと組み合わせれば、
純正状態と比べて「え、これ本当に同じクルマ?」 と感じるレベルの静粛性が手に入ります。
ぜひ挑戦してみてください。
今日はこのへんで、それではまた~!




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