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コスパ良いデッドニングはズバリ制振材30%貼付け!

デッドニング

こんにちは、ドンキーソングです!

デッドニング作業ではドアパネル等に制振材を貼付けて制振しますが、パネル全体にびっしり貼付けている例もあれば、一部だけに貼付け付けている例もあります。

制振材はパネル面積に対して何%くらい貼ると効果的なのでしょうか?たくさん貼れば貼るほどいいのか?ちょこっとだけ貼れば十分なのか?

もしちょっとの貼付けでで十分な効果があるなら必要最低限の制振材を準備すれば良いのでコスパに優れた施工ができますよね。

そこで実際に騒音計を使用して、制振材を貼る量と制振効果の関係を調べてみました。

測定方法

制振材を張り付けた鉄板に対し、40cmの高さからビー玉を落とたときの最大音圧を騒音計で測定しました。

鉄板の面積に対して制振材を貼る量を10%から100%まで増やしていき、音圧がどのように変わるかを確認しました。

制振材にはレジェトレックスを使用しています。

結果

実験の結果がこちらです。

制振材無しの状態から10%貼付け付けで大きく数字が下がり、20%張り付けでさらに下がりますが、それ以降の30%以上では貼付け面積を増やしても数値の変化は誤差程度でほとんど変わりませんでした。

結論

単純な最大音圧だけを比較すると、20%以上張り付けても制振効果の向上はほとんど無いということになりました。

逆に、全く制振材を張り付けない場合と10%張付けた場合の差は非常に大きく、やはり少しでもデッドニングをしているのとしていないのでは大きな差があるということを改めて実感する結果となりました。

20~30%ほど貼り付けることができれば十分制振効果を発揮できると思います。

収束時間には差があり?

最大音圧だけでみると上記のような結果でしたが、収束する時間には差がありそうで、これは私個人の聴感になりますが、制振材を貼る面積が広くなるほど音の響く時間が短くなっているように感じました。

また、制振材には遮音効果もあるので、より多くの面積を覆うことで遮音効果が増すという効果もあると思います。

そういった側面でも調べてみるとまた違った結果も出てくるかもしれないので今後そのあたりも詳しく調べてみたいと思います。

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