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デッドニングがむしろ逆効果に!?しっかり圧着出来てないとこんな残念なことになります

デッドニング

こんにちは、ドンキーソングです!

DIYでデッドニングをやったことがある方はわかるかと思いますが、制振材をパネルに圧着させる作業って地味に大変です。

制振材の貼り付けは「パネルにペタペタ〜♪」なんてイメージの方もいるかも知れませんが、とんでもない!効果のあるデッドニングのやり方は、「ふんッ!ふんッ!」です。ローラーやヘラを使って力を込めてグリグリとパネルに押し付ける必要があります。

ペタペタと貼り付けてもパッと見た感じきちんと張り付いているように見えるのでオッケー!大丈夫でしょ!と考えてしまうかもしれませんが、はたして本当にそれでしっかり圧着できているのか?実際に検証してみました。

検証方法

まず、防振材がきちんと接着されているか裏面から見てわかるように半透明のプラスチックケースの蓋にレジェトレックス(制振材)を貼り付けました。ドアパネルの形状を想定してあえて凸凹した部分に張り付けています。

貼り付けパターン①として、道具を使わずに手だけで圧着。写真のように爪が白くなるくらいの力で全面しっかり押し付けるようにしました。素手ではもうこれ以上は圧着できないかなというレベルです。

パターン① 指で力いっぱい圧着

パターン②はローラーを使って圧着したもの。グリグリと力いっぱいローラーで押し付けています。

パターン② ローラーを使い圧着

パッと見は①②両方とも表面からみると問題なく圧着できているように見えます。

     ②ローラーで圧着        ①手で圧着

                                      

では、これを裏側から見てみましょう。

 ②ローラーで圧着        ①手で圧着

写真左側の②は黒いブチルゴムが全面しっかりと張り付いていますが、右側①では一部張り付いていない部分があるのがわかると思います。

この張り付いてない部分を狙って圧着しようとしてもやはり指では力が足りず密着させられませんでした。このように、圧着できていない部位が明確になっているにもかかわらず手の力だけではしっかり圧着できないというのは私も正直驚きでした。

圧着不足でやらかした過去

昔自分が経験した失敗談なのですが、デッドニングを実施して数年たったある日、ドアのウインドウを開閉すると突然「ガガッ」と大きな異音が出るようになりました。

最初はウインドレギュレータが故障したのだとばかり思っていましたが、ドア内部を確認してびっくり、アウターパネルに貼っていた制振材が半分ほど剥がれてちょうど窓ガラスが下りてくる位置に垂れ下がっていたのです。

ウインドウガラスと制振材の粘着部がこすれていたのが異音の原因だったというわけです。

作業時は脱脂もしていたので、手でしっかり押しつけてさえいればよっぽど大丈夫だろうと思い込んでいたのですが、今回の実験結果を見ても、全く圧着力が足りていなかったのが原因だったのだなと改めて感じます。。。

音を抑えるためにデッドニングをしたのに逆に異音の発生源にしてしまうというのは本末転倒なので、そのようにならないよう制振材は妥協せずヘラ・ローラーなどを使って力いっぱい、しっかりと圧着するようにしましょう。

ちなみに私のおススメは下記の製品。
ローラー表面に凸凹がついているので、圧着した場所としていない場所がわかりやすく、圧着忘れをなくすことができ、つくりも非常に頑丈なので安心して使えます。
また、サイズ違いの3種セットなので狭い場所や角部は細いタイプ、広い面は太いタイプと使い分けもできます。しっかりとデッドニングをしたいという方はぜひ試してみてください。

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