こんにちは、ドンキーソングです!
新しいスピーカーを購入する際どのようにスピーカーを選んでいますか?
音には好みがあるため、口コミやレビューは参考程度に、基本的には自分の耳で試聴してイイと感じるものを選ぶのが後悔の無い選択になるというのはよく知られていることです。
しかし、お店で試聴して購入したにも関わらず、「やっぱりなんか違うかも・・・」「じっくり聴いたらやっぱり違うスピーカーのほうがよかった・・・」なんて経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
私がまさにそうでした。
他人の目があるところで、ましてやカーオーディオ専門店の人の前ではどうしても気を使ってしまい本当に納得できるまでの試聴ができず、最後は評判や専門誌の評価を根拠にスピーカーを買ってしまい後で後悔した経験があります。
「誰もいない環境で好きな曲を使ってゆっくり試聴ができれば・・・」
そんな思いが強くなり、ついに自宅でスピーカーの聞き比べができる環境を作ってしまったのですが、
その際困ったのがエンクロージャーの手配。
エンクロージャーていうのはいわゆるスピーカーBOXのことで、
これがないとちゃんとした音が出ないよ!
下記のように市販のエンクロージャーがあるにはあるのですが、聞き比べ用に2セット(4個)用意すると安くても1万は超えてしまい意外に値が張ります。
そこでMDFを加工して簡単なエンクロージャーの自作に挑戦しましたので作り方を紹介します。
準備するもの
下記①~④が必要な材料です。
①MDF(木材)
ホームセンターで厚さ9mmの900mm×300mmサイズの板3枚を購入し、計1500円程でした。
②木工用ボンド
③爪付きナット
試聴用エンクロージャーの為、何度もスピーカーをつけ外しすることを想定してM4サイズの爪付きナットを使っています。
④ニードルフェルト
エンクロージャー内に張り付ける吸音材として使用します。
加工手順
まずはMDFをカットしていきます。
早速ですが今回の最重要ポイントがここです。精度よく切り出さないと組付けたときにボックスに隙間が生じたり見栄えが悪くなったりするので注意して切り出していきます。
4辺は丸ノコで切り出し、スピーカーが入る穴は自由錐という任意のサイズの穴を空けることが出来るドリルを使いΦ140mm程の穴あけをします。
丸ノコや電動ドリルのような工具をイチから準備しようとするとそれなりに費用がかかってしまいます。
このためだけにわざわざ工具まで購入するのはちょっと・・・という方はホームセンターのレンタル工具やカットサービスを利用すると安価に済ませられます。自分もレンタル工具を活用しました。
外形の切り出しはカットサービスを使うのが楽で正確で速いと思います。ただし穴あけまでやってくれるホームセンターは現状あまりないようです。
MDFのカット・穴あけさえできれば正直後は楽勝なので、心配な人は
1カット数十円できれいに切ってくれるカットサービスを使うのがおすすめだよ!
スピーカーの取り付け部は、実際にスピーカーをあてがって締結部の位置合わせをして4か所に下穴を空けたのち、ハンマーで爪付きナットを打ち込みます。
背面となる板にはスピーカー線を通すための穴を忘れずに空けておきます。
ボックスの内側になる部分は吸音材としてニードルフェルトをボンドで貼り付けます。
あとはボンドでボックス型に組み付けていきます。板を直角にキープした状態でボンドが乾くのを待つ・・・のですが、普通にやるとめちゃくちゃ時間がかかるしズレたりします。
ここで最高の仕事をしてくれるのがコーナークランプ。記事の最後に詳しく紹介しますが、これがあると直角状態で固定できるのでとても楽です。
あとはボンドが乾燥すれば完成です。見た目はとてもシンプルですが十分機能は果たしてくれます。
エンクロージャ以外で必要なものは下記記事でまとめているので参考にしてみてください。
★ツール紹介★
最後に今回の作成で実際に自分が使用して便利だった工具などを紹介します。
丸ノコ、電動ドリル
ブラックアンドデッカーのマルチツールです。これはヘッド部分を交換するだけで丸ノコにも電動ドリルにもなる優れものです。
個別で手配するのに比べて断然コスパがいいですし、使用頻度が少ないようであればホームセンターのレンタル工具を利用すれば2泊3日で1000円以下(コーナン等)で借りれるのでそれを活用するのがおススメです。
自由錐
下記商品は格安でレビュー内容がよくないものもありますが、今回あまり細かい精度が必要なく、他に使う予定もなかったのでダメもとで(失礼!)購入しましたが、問題なく穴あけすることができました。
作業台
MDFを加工するときの作業台です。
ホームセンターで3000~5000円程で売っています。自分はカインズの3000円くらいのものを使用しました。なくても作業できないわけではないですが、これがあると作業効率が大幅に向上します。
コーナークランプ
ボックスを組み付けるときに板を直角に固定しておくクランプです。
値段も安く、組み立てが断然楽で仕上がりもきれいになるので4個セットで用意しておくことを強くおススメします。
以上、コスパ重視で安価な物を選んで購入しましたが、不便さを感じることは無かったのでエンクロージャーつくりにチャレンジしてみようという方はぜひ参考にしてみてください!
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