こんにちは、ドンキーソングです!
ここでは初めてデッドニングにチャレンジしたいけど絶対失敗したくない!やり方をしっかり調べてからやりたい!という方に向け、自分が実際にトヨタRAV4に施工した方法を紹介しながらデッドニングのやり方を解説していきます。
そもそもなぜデッドニングすると音が良くなるの?という方は下記記事でデッドニングとは何かを詳しく解説していますのでこちらも合わせてご覧ください。
準備するもの
まずデッドニングに必要な道具・材料は下記になります。
- 吸音材
- 制振材
- ハサミ(制振材の切り出しの為、大きなはさみが使いやすいです)
- 圧着ヘラもしくはローラー
- 内張りはがし
- パーツクリーナー
ここでお勧めしたいのは、上記が一通りセットになっているデッドニングキットというものです。例えば、下記キットには上の1~5が一通り同梱されているため、あとはパーツクリーナーさえ準備すればそれだけでデッドニングができるようになっています。
自分もこれを使用しましたが、制振材・吸音材もドア2枚をデッドニングするために必要な量が十分入っている上、価格もリーズナブルなので非常におススメです。
施工方法
作業時間としては半日~丸一日は確保しておくとよいと思います。作業の全体像はざっくりと下記5工程、詳細は個別に説明していきますが難しいことはありません。
- 内張・スピーカーを外す
- アウターパネルに制振材・吸音材を張る
- スピーカーを取付ける
- インナーパネルに制振材を張る
- 内張を元に戻す
1.内張・スピーカーを外す
まずは内張を止めているスクリューを緩め、内張はがしを使って内張をはがしていきます。
スクリューの場所や純正スピーカーの外し方などの詳細は下記記事のスピーカー交換のやり方で紹介していますのでわからない方は参考にしてください。
2.アウターパネルに制振材・吸音材を貼る
トリムが外せたらまずはアウターパネルを施工していきます。ドアのサービスホールから手を入れて制振材を張りつけていきます。
ここで非常に大事なポイントですが、制振材を貼り付ける時は必ず貼り付け面をパーツクリーナーで脱脂し、しっかりと粘着面がパネルに張り付くよりにヘラやローラーでグリグリと圧着してください。手で押しつけただけでは意外に浮いてしまっていることが多いです。
そうなると折角のデッドニングの効果が薄くなるばかりか、最悪の場合制振材が剥がれ落ちて異音の原因になったりします。
そうなると何のためのデッドニングかわからなくなりますのでしっかり脱脂・圧着しておきましょう。
基本的に補強リブが入っておらずビビりやすい平面部に制振材を貼り付けていくのですが、スピーカーの真裏にあたる場所は特に重点的に施工してください。制振材を貼り付けて、その上に同じ大きさの吸音材を貼り付けます。
3.スピーカーを取付ける
アウターパネルの施工が完了したらスピーカーを元に戻します。この後インナーパネルの施工をするので、その後でもOKです。
4.インナーパネルに制振材を貼る
アウターパネルと同様の要領でインナーパネルにも制振材を貼り付けていきます。内張を取り付ける穴まで塞いでしまわないように気を付けましょう。
RAV4ではサービスホールカバーが樹脂製の為、その上から制振材を貼り付けます。ここがビニールでブチル貼り付けとなっている車種の場合はそれを一旦剥がしてブチルまで取り除いた後、制振材でふさいでやります。
5.内張を戻す
最後に、ドアノブにつながるケーブルやコネクタをつけ忘れないように注意しながら内張を元に戻せば作業完了です。
見た目には全く変化ありませんが、ドアのしまり音に重厚感が出てスピーカーから鳴る音もしっかり変化しているのが感じられると思います。
一番のポイントは脱脂・圧着
以上が基本的なデッドニングの施工方法になります。繰り返しになりますが、制振材の貼り付け面はしっかりと脱脂し、パネルと一体化するようにしっかりと圧着させること。
このポイントをしっかり押さえてと施工すれば、ボワボワとしたこもった低音から引き締まった低音への驚くような変化を感じることができると思います。
プロショップの行うデッドニングにはたくさんのノウハウが詰め込まれている為、出来上がりはしっかりしたものになると思いますが、そのぶん工賃もかかります。
自分で施工すると手間と時間はかかりますが、数万円単位でコスト節約もできますので是非やってみてください。自分のクルマのドアがどのような構造になっているかもわかるので、楽しんでやれると思いますよ!
制振材にこだわりたい方は下記記事で製品比較した結果を紹介しているので参考にしてみてください。
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