こんにちは、ドンキーソングです!
ここでは初めてデッドニングにチャレンジしたいけど絶対失敗したくない!やり方をしっかり調べてからやりたい!という方に向け、自分が実際にトヨタRAV4に施工した方法を紹介しながらデッドニングのやり方を解説していきます。
そもそもデッドニングするとなぜ音が良くなるの?という方は下記記事でデッドニングとは何かを詳しく解説していますのでこちらも合わせてご覧ください。
準備するもの
まずデッドニングに必要な道具・材料は下記になります。
- 吸音材
- 制振材
- ハサミ(制振材の切り出しの為、大きなはさみが使いやすいです)
- 圧着ヘラもしくはローラー
- 内張りはがし
- パーツクリーナー
上記が一通りセットになっているデッドニングキットというものです。
いくつかのメーカーから出ていますが、圧倒的おすすめは下記Amazon限定のデッドニングキット。
ちょうどドア2枚分のデッドニングができる量の制振材・吸音材とハサミ、圧着ヘラ、そして内張はがしと必要なものが一通りそろって価格も約9,000円と文句なしのセットになっています。
あとはパーツクリーナーさえ準備すればOKです。
施工方法
実際の作業ですが、作業時間としては半日~丸一日くらいを想定しておくとよいと思います。
作業の全体像はざっくりと下記5工程になります。
- 内張・スピーカーを外す
- アウターパネルに制振材・吸音材を張る
- スピーカーを取付ける
- インナーパネルに制振材を張る
- 内張を元に戻す
1.内張・スピーカーを外す
まずはドアの内張を止めているスクリューを外し、内張はがしを使って内張をはがしていきます。車種によってスクリューの場所は違いますが、RAV4のスクリュー位置などは下記スピーカー交換のやり方という記事の中で紹介していますのでわからない方は参考にしてみてください。
内張が外れたらスピーカーを外します。スクリュー固定されている車種では外すのは簡単ですが、RAV4の場合はリベット止めとなっているのでリベットの頭をドリルもしくはニッパーで壊して外します。
2.アウターパネルに制振材・吸音材を貼る
内張が外せたらまずはアウターパネルを施工していきます。ドアのサービスホールカバーを外して制振材を張りつけていきます。
※車種によってはサービスホールカバーがビニール製でブチルゴムで接着されている場合もあります。その場合は少し面倒になりますが、ビニール製のカバーは引きはがし、残ったブチルはパーツクリーナーを使ってきれいに取り除いておきます。
補強リブ等が入っていない平面部に集中して制振材を貼り付けていくのですが、スピーカーの真裏にあたる場所は制振材を貼り付けた上に吸音材も貼り付けます。
これはスピーカー裏に出た不要な音がドア内で跳ね返り、スピーカー表面から出る音に悪影響を与えるのを防ぐ為です。
ここで非常に大事なポイントですが、制振材を貼り付ける面は必ずパーツクリーナーで脱脂し、パネルにしっかり張り付くようにヘラやローラーでグリグリと圧着してください。手で押しつけただけでも一見張り付いているように見えますが、意外に浮いてしまっていることが多いです。
しっかり圧着できていないと折角のデッドニングの効果が薄くなるばかりか、最悪の場合制振材が剥がれ落ちて異音の原因になったりします。
そうなると何のためのデッドニングかわからなくなりますのでしっかり脱脂・圧着しておきましょう。
3.スピーカーを取付ける
アウターパネルの施工が完了したらスピーカーを元に戻します。
リベット止めの場合はリベットを壊しているため、代わりにボルトナットを用意して固定してやる必要があります。
4.インナーパネルに制振材を貼る
アウターパネルと同様の要領でインナーパネルにも制振材を貼り付けていきます。内張を取り付ける穴まで塞いでしまわないように気を付けましょう。
RAV4ではサービスホールカバーが樹脂製の為、その上から制振材を貼り付けます。
ビニール製の車種はビニールと同じ大きさに制振材を切り出しふさぎます。
ケーブル類が通っている部分は穴をあけて通します。
5.内張を戻す
最後にドアノブにつながるケーブルやコネクタ類をつけ忘れないように注意しながら内張を元に戻せば作業完了です。
見た目には全く変化ありませんが、ドアのしまり音に重厚感が出てスピーカーから鳴る音もしっかり変化しているのが感じられると思います。
一番のポイントは脱脂・圧着
以上が基本的なデッドニングの施工方法になります。
繰り返しになりますが、制振材の貼り付け面はしっかりと脱脂し、パネルと一体化するようにしっかりと圧着させること。
このポイントをしっかり押さえてと施工すれば、ボワボワとしたこもった低音から引き締まった低音への驚くような変化を感じることができると思います。
プロショップの行うデッドニングにはたくさんのノウハウが詰め込まれている為、出来上がりはしっかりしたものになると思いますが、そのぶん工賃もかかります。
自分で施工すると手間と時間はかかりますが、数万円単位でコスト節約もできますので是非やってみてください。自分のクルマのドアがどのような構造になっているかもわかるので、これからさらなる音質UPを目指す場合にも理解が深まります。
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